2012年9月7日金曜日

地熱発電の空想

誰しも手持ちの簡単な理科の知識だけで「発明っぽい空想」をしたことはあると思います。 「磁石と重力で永久機関ができそう」みたいなネタです。 地熱発電でそういうのを思いつきました。

wikipediaで地熱発電の項目を見たら類似するものは無さそう。 そして、誰でも思いつきそうなネタではあるけど、現実的でも無さそうですね。 でもまぁそれなりに整理したので投稿。

  1. 地面に直径数十メートルのU字型の穴を掘ります。 深さは数Km。

    深さの数字は適当です。 熱源(高温岩体というらしい)に届けばOK。 直径も適当ですが、こちらは最適な数字なんて空想しようがないので「熱源まで」みたいな基準は無し。

  2. パイプの片方の穴とU字の底部分を断熱材で覆います。

  3. パイプの下側全体が地熱で温まります。

    右下の部分は地熱で温められて上昇気流が起きます。 左下および底の部分は断熱材で覆われているので上昇気流は起きません。

  4. 結果、右側の上昇気流に引っ張られて左側には下降気流が起きます。

    空気がグルグル回る状態に。 後は、穴の適当な場所に風車を付けて発電します。

実際にこういう物を作って上手く風が起きるか分からないし、空気の流れが起こったとしても生暖かい風がフワッと通るだけかもしれません。 しかし、あくまで空想上の物ということで「轟音を上げて物凄い熱風が走り抜ける」みたいなのも夢があっていいかも。

この発電方式の長所と短所はこんな感じになります。 まずは長所。

  • 発電量が気候や昼夜に問わず安定している。
  • 温泉を使わないので観光資源との兼ね合いは考えなくてもよい。
  • 一度穴さえ掘れば維持管理にコストがかからないと良いなぁ。

そして短所です。

  • 高温岩体まで直径数十メートルの穴を掘るのに莫大なお金がかかる。 というか実際に掘れるか不明。
  • 上手くいったら「轟音を上げて物凄い熱風が走り抜ける」ので騒音対策が課題に。
  • 上手くいかなかったら「生暖かい風がフワッと通るだけ」なのでコストを回収するのに非常に時間がかかる。
  • 地盤に穴を開けることでどのような影響が起こるか掘ってみないとわからない。
  • 浸水したときの復旧が大変。
  • 穴に物を落とすと大変なことに。

う~ん。 色々性格付けが出来てきました。 それっぽい。 思わず実際に掘って確かめてみたくなりますねぇ。

もちろん個人が実際に掘るのは無理だけど、今ならフリーの流体力学シミュレータくらいどっかに落ちているハズ。 それでちょっと動かしてみるくらいならでき...

るかと思ったんですが、それも無理でした。 フリーの流体力学シミュレータはいくつか見つけたんですが、流石に素人が2~3日で扱えるようなものじゃないです。 このネタにそんなに時間をかけるのもバカらしいので、このへんで終了。 「動くといいなぁ」と思っておくことにします。