ウェブ開発用のローカルプロクシFiddlerはWindows用の定番アプリケーションです。 それと同等のlinuxで使えるやつが無いかと探してたんですが、どうやらlinux版のFiddlerもあるようですね。 α版だけど。 公式のダウンロードページに小さな目立たない文字でリンクが貼ってました。
Fiddler Alpha for Mono というのがそれですね。 Monoは.net frameworkの互換環境です。 Current Linux buildというのをダウンロード。 適当なところに解凍しておきます。
MONO CONFIGURATION のところに必要なMonoのパッケージについて説明があります。 ubuntu13の場合は、
- sudo apt-get install mono-winforms*
- sudo apt-get install libmono-system-web4.0-cil
の2つ。 libmono～web4.0は非推奨コードを使ってるのかな? 「詳細消されるけど今は動いてるようだ」みたいな事が書かれています。
準備はコレで終了。 Fiddler Alpha for Monoの中にはFiddler.exeが含まれています。 Monoのパッケージがインストールされた状態でこれをダブルクリックするとMono Runtime上で実行されます。
とりあえずいくつかのページ閲覧で使ってみたけど、普通に動いているようには見えます。 でも何かのサンプルページのデバッグとかで使ったわけではないのでα版の不安定なところまでは見てません。
よく分かってないところがブラウザとの連携です。 windows版のFiddlerはシステムプロクシを書き換えたり、firefoxの場合はアドオンで連携したりしてFiddlerを立ち上げている間プロクシが自動でFiddlerに切り替わるようになっています。 linux版も一応システムプロクシは使うようですが、ちょっと怪しい気も?
とりあえず連携はスクリプトで書かれているだけのようなので無効にするのは簡単です。 連携を無効にするには、Fiddler.exeと同じディレクトリにあるattach.scriptとdetach.scriptをテキストエディタで開いて全行#でコメントアウトします。 正式版が出るまで(出るのか?)連携機能は使わずにブラウザの設定やアドオンなどでプロクシを切り替えた方がいいかもしれません。
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