2010年8月20日金曜日

バットマン アーカム・アサイラム体験版 薄味でファン向け

PS3用ゲーム「バットマン アーカム・アサイラム」の体験版をやってみました。 3Dアクションゲームです。 キャラクターが丁寧に描き込まれていて、絵はとてもキレイです。 バットマンの映画は見た事がないのですが、アメリカンヒーローものの雰囲気が良く出ているのではないでしょうか? 演出も上質です。

肝心のゲーム部分はどうでしょう? ゲームを開始してすぐ、雑魚敵に囲まれるところからスタートします。 キー配置を見て予想できたことですが、あまり複雑なことはできないようです。 日本のARPGでいうところの「通常技と補助技はあるけど必殺技はないよ」みたいな感じ。 派手な必殺技が無いのは少し寂しいですね。 ダウンした相手を1撃で倒せる技はあります。 それが地味でテンションダウン。

アメコミや映画が元になっているので、ライトユーザー向けでシンプル操作な作りになっているのかも? expがどうとかっていう表示があったのでゲームを続けてたら必殺技のようなものを覚えるかもしれないですね。

少し話を進めると「敵を奇襲しろ」というシーンがありました。 ワイヤーで壁飾りの上に移動して奇襲 → ダウンするのでダウン攻撃でOK。 最近ワイヤーを使うゲームがやたらと多いような気がするんですが、どうしたもんでしょうね?

次のシーンで銃を持った敵に遭遇します。 正確なセリフは忘れましたが、バットマンが「正面から戦いを挑むのは無謀」みたいなことを言いました。 気にせず正面から行ってみるとあっというまにやられてしまいました。 どうやら銃を持った敵に気付かれてはいけないようです。 ステルスアクションがど~のとか言われたので、ワイヤーで気付かれないように移動しなければならない模様。 孤立した敵をダウンさせて必殺攻撃 → 隠れるの繰り返しが基本みたいですね。

敵に気付かれる前にワイヤーで壁飾りの上に移動すると、その後敵に発見されることは無いようです。 敵の視界狭すぎ。 上に居るとき、真下に敵が来たら△ボタンで敵を吊るせます。 それで敵を倒したことになりました。 で、吊るすとまわりの雑魚がわらわら集まってきます。 「これは見つかったかな? 銃撃されたらまずそう」と思ったら、雑魚は上を見ませんでした。 吊ったワイヤーの先に居るのに...

バットマンが上に居るときは滑空、吊るす、地上で敵が気付いていないときはコッソリ近づいて張り倒すなど結構色々なアクションがあります。 しかし、そういうアクションはシチュエーション限定で、ダウン → 1撃必殺だったり直接1撃必殺だったりで広がりがありません。 結果、「こんなに色んなアクションがあるのに単調」となってしまいました。 そのせいで薄味加減に拍車がかかっているのは残念です。

どうやらこのゲーム、色んなゲームをやったことがあるゲームファンには軽すぎるようです。 攻略サイトも少なく、あっても情報量が少ないです。 つまりやり込む要素は期待できません。 普段あまりゲームをやらないライトユーザー向けですね。 絵や演出は良質なので原作ファンの人も買っていいかも。