2014年8月18日月曜日

PS3版ロストディメンションの体験版をプレイ

いつの間にかPS3にインストールしてあったロストディメンションの体験版をプレイしました。 私は気が向いたときに playstation store をチェックして体験版を漁ってます。 7月31日に体験版が発表されたようなので、その日から今日までのどこかでダウンロードしていたんでしょう。

ゲームの内容は、シミュレーションとRPGの中間のようなゲームですね。 ロビーでミッションが選べて、ミッションを開始するとシミュレーションゲームの様なステージが始まります。 しかし、敵の数は少なめ。 1つのミッションはタクティカルコンバットを採用したRPGの1戦闘よりちょっと長いくらいしかかかりません。 ゲーム後半になったら長いミッションがあるのかもしれませんが、味方にはサン値(正気度)という制限があります。 攻撃を受けたり特技を使うとサン値が減って暴走、敵味方関係なく攻撃するんだそうです(未確認)。 このサン値の回復が鈍いんで、長いミッションとかは用意されて無いようにも見えますが、さて?

そのミッションをクリアしたらこのゲームのウリ、人狼ゲームの要素が出てきます。 プレイヤー側のキャラクターは主人公+10人。 この10人の中の1人が裏切り者です。 ミッションをクリアするたびに一緒に出撃したキャラクターの「心の声」を聞くことができて、裏切り者候補のアタリを付ける事ができます。 裏切り者の他に、無害だけど疑わしいキャラクターが2人用意されています。 まずはミッション(クリア済み再挑戦可)を繰り返して怪しい3人のアタリを付けなければなりません。

怪しい3人のアタリが付いたら、主人公の能力「ディープヴィジョン」で裏切り者を特定します。 ディープヴィジョンの使用回数には限りがあるので下手をすると裏切り者が分からない可能性もあったり。

裏切り者が分かって(特定不能になって)、そのエリアのミッションが片付いたら「ジャッジ」に進みます。 ジャッジで全キャラクターが投票をして裏切り者を特定。 全キャラクターが投票ってのがポイントですね。 各キャラクターはどのキャラクターを怪しいと思っているか勝手に判断するので、それを誘導しなければなりません。 これはクリア済みのミッションに何度も挑戦すれば簡単にできます。 投票後当たり外れに関わらず、裏切り者扱いされたキャラクターが削除されます。 削除が終わったら次のエリアに移動です。

体験版の説明を見ると、次のエリアに移動すると生き残りの中から裏切り者が1人追加されるようです。 怪しいやつ2人も新しく湧くのかな? きっと裏切り者の処分に失敗するとそれが後になって効いてくるシステムなんでしょう。

こんな感じで、各エリアで裏切り者探しをしてジャッジで消してってのを繰り返して進めるのが大枠になっています。

裏切り者はランダムで決まるようです。 繰り返しプレイが前提となっていますね。 惜しいのは、サブキャラクターの扱いが適当ってことですかね? 少なくとも体験版で見た範囲では、サブキャラクターは関わりの薄い個人が10人が居るだけです。 このキャラクターとこのキャラクターは仲がいいとか、確執があるとかっていうのは無さそう。 プレイ中のストーリーでそういう関係ができるってことも無さそうに見えます。 このへんちょっと頑張ってほしかったけど、このシステムでやると手間が膨大になりますよね? 仕方ないのかな? キャラクター同士の掛け合いとかは適当。 軽めですね。 テンプレっぽい会話のせいでストーリーも軽めに見えます。

キャラクターの成長要素については考えられています。 キャラクターの成長はスキルツリーをたどっていくタイプです。 繰り返しプレイを考慮してか、普通のプレイでは全ての要素を習得できないようにも見えます。 これはこれでマル。 で、このゲームならではの要素として、ジャッジで消したキャラクターの能力を装備することで使えるスキルがあります。 裏切り者はランダムなので、例えば確実に裏切り者を消していった場合、前回のプレイで頼っていたスキルが今回は元キャラが健在で使えないとかってこともあるのです。 もちろん、裏切り者だろうがそうじゃなかろうがスキルのために消すとか、裏切り者だろうがそうじゃなかろうがこのキャラは強化するとかってのもできます。 ゲームシステムには期待できそうですね。

裏切り者探しのディープヴィジョンについては、体験版で見た限りではそれなりのバランスになっているようです。 各階層での裏切り者候補は3人。 第1層で最初に用意されたディープヴィジョンの回数は2回です。 裏切り者候補はミッションを繰り返せば簡単に絞れます(面倒だけど)。 最初からある2回を使えば裏切り者を特定できますね。 で、第1層のミッションで1回追加。 次の第2階層ではおそらく、第1層で手に入れた1回と第2層で手に入る1回の合わせて2回で特定可能。 次の第3階層でも1回分しか手に入らないとして、第1、2層でディープヴィジョンを使い切ってしまった場合は、運が絡んできそうです。 繰り返しプレイを前提とするなら、これはいい方針です。 「実は全階層で特定可能でした」ってんなら駄作です。 それは体験版では確認不可能ですけどね。 まぁ期待する方向で。

ちょっと問題なのは、ディープヴィジョンのミニゲームがたる過ぎるって事ですかね? キャラクターごとに変化のあるミニゲームとかだったら良かったんですが。 実際は単純で時間だけ取られるようなものでした。

後は、ジャッジのためのサブキャラクターの誘導がイージーすぎるってのは問題かな? ミッションの参加メンバーから外して、別のメンバーで何度かミッションするだけでプレイヤーの意図したキャラクターを投票対象にできます。 サブキャラクターの投票の誘導が一筋縄ではいかないゲームだったら神ゲーになってたかもしれないだけに、残念。

色々書いたけど、ゲームの基本的な部分の作り込みはキッチリしているので「何度も遊べる軽いゲーム」としては好印象です。 3000円くらいなら買いかな?

と思って価格を調べたら、パッケージ版 PS3 ¥7,180、ダウンロード版 PS3 ¥6,480。 なぜだ...!

そういえば、立ち絵の髪の毛が無駄にサラサラと動いたり、テレビアニメみたいな2Dアニメーションシーンがあったり、色々金をかけてそうな要素はあったかなぁ。 まぁ、トーンダウンして、幸い(?)Amazonのレビューでは評価が低いんで、今年中に2000円以下になったり、来年以降に1000円以下になる可能性もあるでしょう。 そうなったら考えるって事で。