2015年2月22日日曜日

Wi-Fiを使って初期投資1万8千円、月600円でスマホを運用(1/6)

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自宅のインターネット環境(フレッツ光やケーブルTV)と街中の公共Wi-Fiスポットを使って格安スマホを月600円で運用する例です。 具体的には(ぷららモバイルLTEの2段階定額プラン最低金額390円+SMSオプション162円+手数料など)でスマホを使います。 もちろん、インターネット環境の費用は別に要ります。 電話はIP電話か、代わりにLineなどの通話アプリを使います。 ありがちなネタだけど、実例を上げておくのは意味がありそうなので投稿。

ちなみに、クレジットカードは不要です。 全部の格安スマホの情報を見たわけじゃないけど、あらかた調べて口座振替で使えるのはぷららだけでした。 ぷららモバイルLTEならデータ通信のみ/音声通話付きのどちらでも口座振替が使えます。 他に口座振替が使えるサービスは有んでしょうかね? ってことでクレジットカード無しの時点で選択肢は限られます。

  • [メモ]

    OCNモバイルONEはプロバイダと併用したときだけ口座振替できるそうです。 もちろん、クレジットカードを使えるなら色んな業者から選択できます。

自宅のWi-Fiの電波状況で、自宅でIP電話や通話アプリが使えるかどうかが変わります。 サラッと読んで「よし、同じ事やってみよう」で通話できなかったらショックが大きいので注意。 というか、我が家の電波状況が悪すぎて自宅でIP電話が使い物にならない事が多々あります。 微妙に後悔中。

安いプランでそれなりに使うには?

格安スマホについて全く知らない人が見に来る事は無いとは思うけど簡単に説明しておきましょう。 docomoやソフトバンクなどの大手携帯キャリアのスマホを普通に使うと月々の支払いは4桁後半になりますよね? あまりスマホを使わない人にとっては高額です。 そこでスマホを使わない人用に格安スマホなるモノが発売されました。 イオンとかビックカメラとかが大手携帯キャリアから回線だけ借りて利用者に安く提供するサービスです。 回線が遅かったり送受信できるデータ量に制限があったりしますが月の使用料の上限が安く押さえられています。

この「送受信できるデータ量の制限」ってのが結構キツいのでそれなりにスマホを使いたい人には足枷になります。 でも、データの経路って選べるんですよ。 スマホが使う回線は

  1. 音声通話回線
  2. データ通信回線
  3. Wi-Fi

の3種類あります。

音声通話回線は、そのまんま電話代がかかる通話をするための回線です。 SMSの送受信をするためにも使われます。 携帯やスマホの機種によってはSMSにデータ通信回線を使うものもあるそうですが格安スマホでは音声通話回線を使うはずです。 格安スマホには「家族通話は無料」のようなサービスはなく、音声通話は完全に従量制です。 使った分だけ支払う代わりに制限はされません。 「送受信できるデータ量の制限」の対象外です。

スマホでLINEやったりゲームやったりYouTube見たりするときに使うのはインターネットで、その経路に使われるのがデータ通信回線かWi-Fiです。 ここで言うデータ通信回線は携帯キャリアが運用するスマホや携帯専用の回線です。 データ通信回線の先は携帯キャリアのコンピュータにつながっていてその先でインターネットに回されるというイメージです。 携帯キャリアを経由しているということで通信費用がかかります。 (携帯の場合はデータ通信回線でi-modeとかインターネットではないキャリアの運営するサービスにアクセス出来る例もあるようですが、格安スマホではほぼインターネット専用だと思われます。)

Wi-Fiってのは無線でコンピュータ同士をつなぐ規格です。 (厳密にはWi-Fi認証された機器とかWi-Fi規格にのっとった通信とかWi-Fiルータのアクセスポイントとか書き分けなければならないんですが、書き分けが面倒なのでここでは全部ひっくるめてWi-Fiと書きます。つ~か正しく書ける自信が無い...) スマホ以外にも色々なところで使われています。 スマホからWi-Fi経由でインターネットにつなぐのに良く使うのは3つ。

  • 街中の公共Wi-Fiスポット
  • 自宅の自分で用意したWi-Fiルーター
  • 職場や学校のWi-Fiルーター

公共Wi-Fiは主に利便性を提供してお客を集めるために設置されています。 公共Wi-Fiの先は携帯キャリアの携帯用回線を介さず直接インターネットにつながっています。 自宅や職場、学校のWi-Fiルーターを使った場合、携帯キャリアを介さずにプロバイダ経由でインターネットにつなぐことができます。 つまり、Wi-Fiを使えば携帯キャリアが運用するデータ通信回線に関ることなくインターネットにつなぐことができるのです。 携帯キャリアに対価を払う必要はありませんし、制限されることもありません。

まとめると、

  1. 音声通話回線 ... 従量制
  2. データ通信回線 ... 携帯キャリアが運営、制限対象
  3. Wi-Fi ... 携帯キャリアと無関係、制限対象ではない

データ通信回線を使わずにWi-Fiを使えば通信データ量の制限を気にせずスマホを使えます。 幸いなことにここ数年で公共Wi-Fiスポットがかなり増えています。 つなぎっぱなし、触りっぱなしとかでなければ十分役立ちます。

  • [メモ]

    格安スマホにもデータ通信回線使い放題で定額のプランはあります。 ただ、月600円とかは無理です。 3~4000円くらいはします。 通信速度が遅いことが多く、その点大手携帯キャリアのサービスよりは劣りますが安いです。 そして何より通信が遅い代わりに「通信しすぎのペナルティ」がないサービスがあります。 「3000円くらいなら」と言える方はそちらを検討しましょう。

Wi-Fiの問題点/注意点

Wi-Fiの問題点として電波の干渉があります。 Wi-Fiで使用する周波数帯は様々な用途で使われているのでその干渉と、Wi-Fi同士の干渉もあります。 電波が干渉すると上手く通信できない可能性があります。 公共Wi-Fiは仕方ないとして、自宅のWi-Fiルーターも「アパートの隣の部屋からの電波」などと干渉してプチプチ通信が途切れたり、全く使えない事があります。 これはどうしようもないです。 電波状況を調べられるなら、調べてから申し込んだ方がいいでしょう。 でも、ご近所の入れ替わりで状況が変わったりするので前もって調べても万全でなかったり...

Wi-Fi全般の干渉問題のほかに、公共Wi-Fiスポットを使う場合の注意点もあります。

  1. 携帯の電波のように地域を網羅する必要は無いものなので、公共Wi-Fiの設置場所は限られています。 これはコンビニやドラッグストア、駅など街の要所に公共Wi-Fiがある都市部ならなんとかなりそうです。
  2. 個々のWi-Fiスポットは連携していないので歩きながら使う事はできません。 歩いている間に使用中のWi-Fiの電波が届かないところに行ってしまうと回線切断です。 安全のためにも歩きスマホは禁止で。
  3. 公共Wi-Fiの中には安全ではないものも含まれているという噂があります。 データを盗まれることを警戒し、スマホにクレジットカードなどは登録せずにプリペイド中心で活用しましょう。 料金の振込みなど、銀行の使用も禁止です。 仕事用に使うにはvpnとかの対策が必要かも? 分からないなら、仕事の道具くらい大手のキャリアにお金を払いましょう。

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