2013年5月1日水曜日

AP通信の偽ツイートで株ロボット取引のルールが変わる?

英語の勉強のため、適当なニュースを読みました。

「1週間前のツイッターアカウント乗っ取り事件を受けて、株の自動取引のレギュレーションを急いで変更しなければならなくなった」というようなお話です。

ツイッターアカウント乗っ取り事件については、薄っすら記憶にあったけど一応確認。 日本語の記事を読みました。

株の自動取引については、日本でもロボット取引などと呼ばれて使われてますよね。 市場の様子を元にあらかじめ用意されたルールで淡々と取引をするプログラムです。 人間には真似できない速さで売買を決断します。 大手の機関投資家が自動取引で大金を動かしています。

「数式とパラメータが株の価値(人間の社会活動の価値の一面)を決めていいのか?」ってのは誰でも疑問に思うことでしょう。 そして、実際に不都合も起こってました。

要は、色々な投資家の自動取引のプログラムが相互干渉して一時的な株安が起きたってこと ... だったハズ。 偽ツイートの後もそのときと同様のことが起こりました。 「偽ツイートの影響で株価が下がる」ってのは人間だけが取引していても起こりうることですが、自動取引の相互干渉があるとその程度が大きくなってしまいます。 人間だけが取引するより下落が早く、大きくなってしまうのです。

レギュレーションを作ろうという動きは前からあったようです。 記事の中に「The CFTC first announced it would come out with ~ last year.」とあるから昨年からかな? そのレギュレーション作りが、偽ツイートで株価が一時的に暴落したのを受けて急務になったようです。 「1~2ヶ月で原案を出して、パブリックコメントを集めて、それを実際のルール変更の足がかりにしよう」という言葉で記事が終わっています。