vaio type UにUbuntuをインストールした場合、そのままだと外部モニタの設定はできません。 システムの設定にあるモニタ設定ダイアログでも変更できないし、端末でxrandrをしても800x600のdefaultモニタしか見つからない状態です。 せっかくフルHDのモニタがあるんだからなんとか映したいですよね。 800x600だと画面が狭いですし。 で、ネットで設定方法を検索してみるとこんなサイトが見つかりました。
xorg.confを書くといいようです。
この参考サイトには「Ubuntu 10.10だとモニタサイズを大きくするとintelドライバがクラッシュする。要パッチ。」と書いてあります。 でも、11.04だとパッチは不要でした。 xorg.confだけでOK。 xorg.confを置く場所は「/etc/X11/xorg.conf」ではなく「/usr/share/X11/xorg.conf.d/xorg.conf」に変更されています。 「/etc/X11/xorg.conf」でも動くかもしれないですけどね?
肝心のxorg.confの中身は、
Section "Monitor" Identifier "Default monitor" EndSection Section "Device" Identifier "Default device" Driver "intel" Option "DRI" "off" EndSection Section "Screen" Identifier "Default screen" Monitor "Default monitor" Device "Default device" EndSection
適当なディレクトリで書いて「sudo cp /書いた場所/xorg.conf /usr/share/X11/xorg.conf.d/xorg.conf」→再起動。 これで外部モニタの設定ができるようになります。 正しいデバイスドライバが見つからなかっただけなんだろうな...
で、実際に設定。 モニタ設定ダイアログで本体モニタ800x600、外部モニタ1920x1080にしてみるとエラーメッセージが表示されました。 合計サイズは2048x2048以下じゃないとダメらしい。 ビデオメモリの都合でしょうか? どちらか1方だけなら問題なく映せるようです。
モニタ設定ダイアログで設定すると、再起動後も設定が残ってしまいます。 外部モニタを使用→しばらくサブマシン放置→モニタが無い状態で使うことになったらどうなるんでしょう? まぁ大丈夫なんでしょうけど、再起動後は無難にデフォルト設定で立ち上がってほしいところです。 一応こちらのサイトを見て、設定が残らないモニタ切り替えコマンドを調べてみました。
外部モニタに切り替え xrandr --output LVDS1 --off --output VGA1 --mode 1920x1080
本体のモニタに切り替え xrandr --output LVDS1 --mode 800x600 --output VGA1 --off
メインメニューを編集して、システムのところに登録しておきました。
- メインメニューで右クリックして「メニューの編集」を選択。
- 左のメニューツリーから「システム」を選び、「新しいアイテム」を追加。
- 名前に「外部モニタに切り替え」を、コマンドに「xrandr ~ 1920x1080」を書く。
- アイコンとコメントを適当に編集 → OK。
- 本体モニタについても同様に登録。
モニタの設定はこれでいいかな?
良いアイコンがなかったのが心残りですね。 アイコンにはSVGが使える模様。 気が向いたらInkscapeで描こうかな? ってことはこの低スペックのPCじゃ無理か...