2010年9月15日水曜日

ペンタブを買う前に三日坊主チェック

私がペンタブを買ったのは「ちょっとした落書きでも載せれればこの殺風景なブログがマシになるんじゃないか」と思ったからです。 絵は学校の授業以外ではほとんど描いたことがありません。 「才能がある人以外は描いてはいけない」みたいに考えてました。 でもまぁちょっと考えを変えて、ペンタブでのマンガ風イラストに挑戦することにしました。 マンガ風イラストというのは、普通のマンガ本のようなカラーではない白黒の絵のことです。 自分で適当に使っている言葉なんですが、ホントは何て呼ぶんでしょう?

それはどうでもいいか? 自分でストーリーとか考えられるとは思っていないので、ブログを飾る1枚イラストが描けるようになるのが目標。 数年練習して、その後に何か出せるかな?

今はそう思っているんですが、三日坊主という言葉があるとおり数年間練習が続くという保障はありません。 廉価版のペンタブを買う予定だったとは言え、買ってすぐにホコリをかぶり出すというのが最悪かつアリガチなシナリオです。 買う前にそうならないかどうかを確かめることにしました。

続くかどうか確かめる方法は簡単です。

  1. 100円ショップでA4コピー用紙100枚入りを購入。
  2. 1枚に1つイラストを描いて無くなればOK。

「適当なマンガを模写するところから始めよう」と思ったんですが、いざ筆記用具を持ってみるとどこから描いたらいいのかすらわかりません。 最初の30枚くらいはプリントした絵のトレースをするところから練習することにしました。 以前投稿したように線を薄い青にしてから印刷してなぞりました。 ネタは適当なデジタルコミックをキャプチャーしたものです。 好きなページの好きな部分だけ描きました。 描き終わったら、適当に眺めてから即シュレッダー。 「好き嫌いせずに描いて、よく観察した方がいいのかな?」とは思ったんですが、今は続くかどうか確かめるのが目的です。 ただただ線をなぞりました。

トレースをある程度したら、模写に移りました。 予想通り残念な絵です。 いつもどおり、描き終わったら適当に眺める→シュレッダー。 4ヶ月くらいで100枚全部なくなりました。 「1年くらいで無くなったらペンタブ買おうかな?」と思ってました。 予想以上のハイペースです。

ちなみに、絵をマジメに描いている人達は「毎日1枚は丁寧に描け。疲れていたり時間がなかったりする日でもヒコニャンくらいは描け。」と言うらしいですが、そういうのは無しでした。 あくまでも趣味でダラダラとやる方針。 1枚の絵に時間をかけすぎるのもアレなので、複雑な絵を選んでしまった日はけっこう端折ったりしてました。

そんなわけで100枚描き終えて「三日坊主は無い」と確認できた?のでペンタブ購入。 模写の練習の続きを...

と思ったんですが無理でした。 描いた線が曲がりすぎてまともな絵になりません。 いや、「紙に模写したときはまともな絵だったのか」と言われるとゴメンナサイなのですが、それと比べてもダメすぎです。 まずはペンタブに慣れるのに相当な時間をかけないとならないようです。 「絵が上手い人でもペンタブに慣れるのに半年かかる」という文はネットでよく見ますが、私が慣れるまでにどれだけかかるのやら? コピー用紙で練習したのは無かったことにして0からの練習開始です。 というわけでまたトレースを開始しました。 もちろん、描いた絵は即削除です。

数年間...続くかな?

一応、コピー用紙に模写をしたときの道具を書いておきます。 高価な文房具を買ってペンタブより高くなったら本末転倒なので安い道具で描きました。 これです。

  • 鉛筆(3H) ... 下書き(雑)
  • FRIXION POINT 04 ... 線
  • ボールペン ... ベタのフチ塗り
  • サインペン ... ベタ塗り
  • 定規

消しゴム、使ってないです。 消しカスが嫌だったもので。 代わりに消せるボールペンFRIXION POINTを使いました。 ボール径0.4ミリのヤツです。 もちろん鉛筆で1発描きをした下書きはズレます。 それを修正した線をFRIXIONで描く感じでした。

全部FRIXIONで描けたら鉛筆も要らなかったのですが、長い線を消すのはけっこう大変で、消した跡のヨゴレ具合も鉛筆に消しゴムをかけたときと同じくらいだったので、最初の大雑把な下書きは鉛筆で薄く描きました。 鉛筆の下書きは消さずに、そのままFRIXIONで線を描いてました。 細かい部分は鉛筆の下書きがあると「FRIXIONで描いて消して」をしたときに黒鉛が広がって汚れてしまいます。 そういうところは下書き無しで直にFRIXIONで描きました。 元画像のトーンで影が描かれた部分は鉛筆で塗りつぶしました。 下書きの鉛筆とかぶるけど、影は大まかなイメージだけ確かめるだけだったので手抜きでした。

丁寧な練習ではないです。 雰囲気フンイキ。 でも意外とそれっぽくなるもんです。

1つ誤算があったのは、FRIXIONのインクの減り具合でした。 普通のボールペンに比べてかなり早くインクがなくなります。 コピー用紙60枚くらいでなくなってしまいました。 FRIXIONは高いので何本も買っていると「安い文房具で練習」にならなくなってしまいます。 「あと1本あればコピー用紙は無くなるから」ともう1本買ってしまいましたが、面倒くさがらずに消しゴムを使った方が良かったかも?