この前買ったペンタブレットPTB-MT1を使うとあまりにペンがすべるので、パッドの上に紙を敷いて使ってみました。 一般的に安価なペンタブのパッドは表面が滑りやすいので、摩擦係数を上げるために紙を敷く人が多いようです。 ただし、紙を敷くとペン先が早く減ってしまうとか。
敷いてみると、確かにすべりづらくはなりました。 しかしあまり良い感触ではありません。 描いた線は多少よくなった気はしますが、アナログで描いたときに比べるとまだまだ曲がってしまいます。
感触があまり良くないのはパッドの軟らかさが原因のようです。 プリンストンのPTB-MT1の紹介ページを見てみると「マウスパッドとしても使える柔軟性のある素材を使用」と書いてあります。 もともと軟らかいパッドに紙をのせるとさらに軟らかくなり、グニャグニャな感触になってしまいました。 使った紙はただのコピー用紙でそんなに厚くはないんですが、その厚さでもグニャグニャ感が出てしまうようです。 このパッドに紙を敷くならもうちょっと薄い紙か、サラサラの摩擦があるプラスチックシートみたいなものの方が良いのかもしれません。
そして紙を敷いて滑らなくしても曲がる点について、その原因は入力領域の大きさのような気がします。 このペンタブの入力領域は152.4mm×114.3mm、モニタはフルHDの16:9の21.5型です。 ペンタブの入力領域は小さいです。 さらにペンタブとモニタの縦横比が違うので、ペンタブの入力領域は152.4mm×85.7mmだけしか使っていません。 ペンタブの小さな入力領域に描いたものが21.5型に拡大されるその感覚が飲み込めていないのが曲がる原因かと思われます。 あと、手ブレも拡大しているのでしょう。
どうやら「ペンタブがすべるのだけが理由なので紙を敷いただけでなんとかなる」ということではないようです。 やはりペンタブは慣れが必要な道具だからまずは小細工せずに練習した方が良いのかと。
練習 ... 気軽に落書きするだけのつもりだったのに、重くなってきたぁ。 落書きとはいえそれなりに練習するつもりではありました。 しかし、「練習をして少しマシになった」と言えるようになるまでがアナログより長いのかもしれません。 入門レベルの画力にはまだまだ遠いなぁ。