2011年7月10日日曜日

旧PCのHDDの内容を完全消去

最近PCを買い換えました。 旧PCのHDDはIDE接続で、今のPCには接続できません。 PCを買い換えたときはHDDの接続規格について調べてなかったので、知りませんでした。 バックアップ用のHDDを買うときに下調べして初めて知ったのです。 旧HDD、スワップやちょっとしたストレージに使えると思っていたけど、無理のようですね。 IDE→USBの変換コネクタもあるけど、1TBのHDDが5000円の今、わざわざコネクタを買うのも馬鹿らしいです。 バックアップも済んでいるし、内容を消去してお蔵入りさせることにしました。

ただファイルを消しただけ、フォーマットしただけでは簡単に復元できます。 くだらない個人データはともかく、年賀状用の住所録とかも入っていたし、それは消しておいた方が良さそうですね。 一応完全消去ツールを使いました。 内容消去に使ったツールは、Vectorにあった「DESTROY」です。 ネットで適当に探して目に付いたので選びました。

電源ケーブルとディスプレイとvaio type Uのキーボード(ポインティングデバイス付)だけつなげて旧PCを起動。 DESTROYの説明にあるとおり、フロッピーで起動ディスクを作ってdestroy.comをコピーしました。 フロッピーを使うのもこれで最後になるでしょう。 ちょいと感慨深い...

フロッピーを挿したままリブート。 ここでちょっとした罠が。 起動ディスクではUSBキーボードが認識されませんでした。 結局、電源を切って、新PCに挿さっていたPS/2のキーボードを持ってくるハメに。 それで無事に起動できました。

なんとなく、NSAの3回消しコースを選んでみました。 旧PCのHDD容量は80GB。 それを1回消すのに6時間半かかるようです。 3回で20時間弱。 「個人のデータでそこまでする必要ねぇ」とアホらしくなりました。

でもまぁせっかくだから、電源だけつなげて半日放置。 2回ランダムデータが書かれたところで止めました。 間違いなく1回でよかったですね。

80GBのデータを消すのに6時間半というのが速いのか遅いのかは不明です。 HDDの完全消去なんて何度もやることじゃないですしね。 って、不調の古いUSB HDDもいつかは消さなくちゃいけないんだよな。 (いけなくはない) 速度を比較するために、別のツールを使ってみるのもいいかもしれません。

完全消去じゃなくて、フォーマットした後に暗号化ソフトを使ってドライブを暗号化するっていう手もあるらしい。 自分でも分からないようにグチャグチャにキーボードを押してパスワードを入力し暗号化 → 放置するとか。 これをやると、暗号化ソフトのことを知っているアレな人がHDDを見たとき、何も入っていないドライブを複合しようと無駄に時間を潰すかもしれない罠を設置できます。 「LinuxのLiveCDから使えたり、システムドライブも暗号化できるTrueCryptが良いよ」って話だけど、元ネタどこで見たんだっけ?